[ 概要・仕組みの比較 ]
概要・仕組み 受取り額 ●中小企業退職金共済
(中退共)企業が掛け金を拠出し、利息のついた積立金を退職金または年金として受給する。 勤労者退職金機構の
運用利回りにより変化する。
(市場金利におよそ
連動して変化する。)●確定拠出年金
(401k)企業が掛け金を拠出し、従業員自ら
その掛け金を運用し年金として受給する。運用が上手くいけば多くなり、
失敗すれば少なくなる。●確定給付企業年金
(規約型)企業が掛け金を拠出し、将来に一定額の
退職金または年金の受取りを約束する。
(従来の適格年金と同じ様な仕組み)一定 ●厚生年金基金 企業が掛け金を拠出し、将来に一定額の
年金または一時金の受給を約束する。一定 ●キャッシュバランスプラン 企業が掛け金を拠出し、市場金利に連動した利息のついた退職金または年金を受給する。一定の下限利回りは保証される。 市場金利に連動して
変化する。
[ 運用者・商品リスクの比較 ]
運用者 リスク ●中小企業退職金共済
(中退共)勤労者退職金機構 利回りの低下、積立不足 ●確定拠出年金
(401k)従業員本人 運用の失敗による受給額の減少 ●確定給付企業年金
(規約型)生命保険会社・信託銀行など 生命保険会社などの破綻 ●厚生年金基金 厚生年金基金が生命保険会社・
信託銀行などに運用を委託生命保険会社などの破綻 ●キャッシュバランスプラン 生命保険会社・信託銀行など 生命保険会社などの破綻
[ 移行手続き・企業リスクの比較 ]
移行時の積立不足解消
(過去勤務債務解消)将来の損失補填
(掛け金の増額、積立不足の解消)企業会計の扱い ●中小企業退職金共済 不要 不要 債務にならない ●確定拠出年金
(401k)必要 不要 債務にならない ●確定給付企業年金
(規約型)不要
(ただし、一定の
範囲内に限る)●運用難で利回りが低下し積立不足と
なった場合は、企業が損失を補填する。●移行後の積立不足(過去勤務債務)は
一定期間で償却しなければならない。大きな債務に
なることもある●厚生年金基金 不要
(ただし、一定の
範囲内に限る)●運用難で利回りが低下し積立不足と
なった場合は、企業が損失を補填する。●移行後の積立不足(過去勤務債務)は
一定期間で償却しなければない。大きな債務に
なることもある●キャッシュバランスプラン 不要
(ただし、一定の
範囲内に限る)●運用難で保証した利回りを下回る場合
は、企業が損失を補填する。●移行後、積立不足(過去勤務債務)が
生じた場合は償却しなければならない。少しは債務に
なることもある
[ 制度の適性による比較 ]
適している企業 不適な企業 ●中小企業退職金共済
(中退共)●退職給付債務・企業年金債務を負いたくない。 ●入社後、すぐに退職する社員が多い。 ●確定拠出年金
(401k)●退職給付債務・企業年金債務を負いたくない。 ●将来にわたって投資教育を十分に
行っていける。●事業内容が投資教育を必要としている。
●将来にわたって投資教育を十分に
行うことが出来ない。●確定給付企業年金
(規約型)●入社後、すぐに退職する社員が多い。 ●退職理由により退職金額に差をつけたい。
●退職金額が少額である。
●退職給付債務・企業年金債務を負いたくない。 ●厚生年金基金 ●厚生年金基金に加入できる。 ●企業業績・財務に余裕がある。
●退職給付債務・企業年金債務を負いたくない。 ●キャッシュバランス
プラン●退職給付債務・企業年金債務の負担を
少なくしたい。●現在の積立不足が過大。
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